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teruk's Notes ... since Sep 23, 2003

最終更新日:Dec 22,2007


陣痛開始
9月23日朝5:50、妻がぼくを起こしました。
なんか陣痛が始まったみたい、生理痛のような、どーんどーんという痛みがあるとのこと。
これが陣痛に間違いない、と本能的に思ったのでしょう。
それから1時間経過したなかで5回くらいの痛みがあり、
出血もあったということなので、陣痛確定となりました。
陣痛というのは痛くなると体が石化するかのように、そこから全く動けなくなるようです。
実際、妻も痛み出したらその場で石像のように硬直し、
「さわらないで」と険しい表情をしていました。
それからは、まずごはんを炊いておにぎりをつくり、
次に、二人ともシャワーを浴びました。
その後、タクシーはいつ呼ぶかとか、入院グッズはどこに置いてあるかとか、
親にはいつ連絡すべきかとか、など確認をしました。
ちなみに、おにぎりは陣痛に耐えているときにおなかがすいたら食べるために作りました。
ごはんだと最後の分娩で力を出せる、と助産師さんは言っていました。
11時にはかなり辛そうだったので、急いでタクシーを呼びました。
サービスがいいと評判のタクシーを呼び出すと
なんとマンションの部屋まで荷物を取りに来てくれました!
これには驚きました。
また、タクシーを呼び出すときに本来は「出産です」といったことを
言わなくてはいけないそうですが、それを言い忘れてしまい、
乗車拒否されるのでは、とドキドキしてしまいましたが、
そんなことはなく、タクシーの運転手さんは少し焦り気味で
病院まで送ってくれました。どうもありがとうございました!m(_ _)m


陣痛
通常、病院へ行くときは連絡をする必要があったのですが、
前回電話したときに「痛さがもっと強くなってから」と言われたそうです。
「もっと強い」という表現は、痛みの感じ方が人によって違うからよくわからないけど
まだ早いからもう少し様子を見て、とのことだったので、
痛みが強くなってから病院に向かいました。
病院について説明をすると、こちらが連絡をしなかったためかちょっとムッとされました。
11:30に診察を受けると、すでに子宮口が8cm開いているとのこと。
「よくここまでがんばりましたねえ!」と助産師さんが驚いています。
電話ではまだ様子見、と言っていたはずなんですが。。。
すぐに陣痛室に入り、妻がカーテンの中にあるベッドの横たわりました。けっこう辛そう。
助産婦さんが「診察しますので」というと、
ぼくはカーテンの外に出て合図があるまで待機します。
次にカーテンの中に入ると、
「モニタ」と呼ばれている測定器のプローブがお腹に当てられており、
定期的に「シュッシュッシュッシュッ」という音がなっていました。
この音は胎児の心拍音で、測定器の表示は140前後になっています。
あかちゃんの心拍数は1分間に140回くらいだそうです。速いですよね。
もうひとつの表示は、お腹の張り具合だそうです。
この数値が高くなると陣痛がやってくるような気がしました。

02b01.jpg(動画2.6MB)

上のグラフはおなかの張り具合、下のグラフは赤ちゃんの心拍数です。

子宮口が10cmになれば準備OKとして分娩室へ移動することができます。
分娩室には、手術に使用される天井の可動式ライトがあり、
脇には生まれた赤ちゃんを洗うためのシンク(?)、体重計、
いろいろな道具や薬が陳列された棚なども置かれています。
分娩台には、病院の見学の際に乗ってみましたが、普通のベッドに比べて硬く、
あまり長時間いたいとは思えないようなところです。

陣痛中は、子宮口が十分に開いていないときに
力を入れてしまうと出血してしまうのでよくないので、
なるべく痛みを逃して耐え忍ぶしかないそうです。
そのときは、
痛みを逃がすための呼吸法を行いつつ、
呼吸と同期してマッサージをする
というのが効果的です。
ただ、痛みをどうやって逃がすかはひとそれぞれ異なるようです。
息を吸ってーーー吐いてーーー
となるべく呼吸を整えるようにし、
吐いてーーーのときに腰の部分を
やさしく押したりマッサージしたりしてあげるとよかったみたいです。
また、肛門のところがかなり痛くなるそうなので、
その部分には「テニスボール」を押し当てました。
押し当てるというのはホントに強く押し当てるというものです。
こんなに押すと痛いのでは?というくらい強く押すとちょうどいいみたいでした。

時計を見ると午後3時、
3時間たってもまだ分娩室には入れません。
あともうちょっと開かないと。。。

助産師さんがマッサージしているときには、お腹の中でプチンと音がしました。
お腹の中の胎児が強烈な蹴りで卵膜を破ってしまったそうです。
ただ、お腹の上のほうだったのですぐに破水ということにならず。
陣痛が近づくと、胎児はおとなしくなると聞いていましたが、
まったくそんな様子はなく、おまけに陣痛中も蹴りを入れる胎児とはいったい。。。

途中、助産師さんが交代。
「今度会ったときは元気な赤ちゃんを見せてくださいね」
とうれしいお言葉。

それからもいつになれば、、、と思うときが何度かありました。
5時をすぎたところで、
「じゃあ、分娩室に行きましょう。その前にトイレに行きましょう。」といわれ、トイレに。
そしてトイレで破水。
そこから急激に痛みがやってきて、分娩台に行くのも一苦労。
助産師さんが手を取り、なんとか分娩台にまで乗りました。


出産 (2003/12/07)
妻は「痛い」という言葉は出しませんでした。
陣痛の波がやってくると同時にひたすらいきみます。
いきむというのはお通じのときに力を入れるようなものらしいです。

妻が分娩台にどうにかして登り切って横たわると
陣痛室にあったのと同じ「モニタ」のプローブがおなかに接続される。
心拍音がシュッシュッシュッシュッと定期的に鳴り続けます。
その音をバックグラウンドにして、
助産婦さんがどうやってお産を進めていくか説明してくれます。
「陣痛の波が来たらいきんでください。
いきむときはおへそを見ながらなるべく長く力を入れてくださいね。
休むときは、赤ちゃんに酸素を送るために鼻から息を吸って深呼吸してください。」

分娩室では、ぼくは
近くの棚にペットボトルのミネラルウォーターを置いておき、
手にはハンドタオルを持って、
妻の頭のほうに立っていました。

いきむと汗をかいたりのどが渇いたりするので、
汗を拭いたり水を飲ませたりしました。
あとは「あともうひといきだ、がんばれ!」と応援をするのみ。

手を握って励ます、というシーンを想像していましたが、
実際には、妻の手は分娩台の取っ手を握りしめているので、
そんなことはできませんでした。
肩とかに触ると、「触らないで!」と必死の形相です。

陣痛の波がきて、それとともにいきんで、
というのは、外から見るだけだと連続で腹筋運動をするようなものだと思いました。
ふつうの腹筋に加え、上体を持ち上げたところでさらに力を入れる
というかなりハードな腹筋です。

これを何回繰り返したんでしょうか。
50回は繰り返したと思います。
ときには死ぬんじゃないかと思ったくらいです。
あとから助産師さんに言われましたが、ぼくの妻はかなり冷静だったとか。
「いきむときはおへそを見て、足を広げて」
「休むときは鼻から息を吸って深呼吸」
といった助産婦さんの助言を忠実に守ってがんばっていました。

そして、この世に生まれ出てきました、ぼくたちの子どもが。



後産も終わったときは、
母子ともに健康で本当によかった、と感じました。

それからは分娩室には妻とぼくと子どもが残り、
しばらくのあいだ出産後の余韻にひたっていました。
その一方で、出産直後は妻の脚がガクガクと震えてしまいました。
出産のときに急激に力を入れたためでしょうか。
ぼくの妻はこの症状にはかなり動揺していました。

赤ちゃん誕生の後は、
分娩室には「ハッピーバースデー」の歌が流れます。
それがなんだか神秘的な歌にも聞こえました。

赤ちゃんが誕生した後はぎゃーぎゃーわめくものだと思っていましたが、
うー、とうなっただけで後は静かなものでした。
生後1週間の赤ちゃんはそんなにうるさくないらしいです。
2週間目にもなると、すごい勢いでわめきちらしていました。。。












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